新宿 八王子
八王子で仕事を終え、電車に乗った。
僕の向かいの席には、日本人の男性と黒人さんが乗っていた。
やはり向こうの言葉で話すのかなーなんって思ってたら日本語でペラペラしゃべり出したから“日本語めちゃめちゃうまいなー”なんて思いながら僕は本を読み始めた。
本を読みながらも、その二人の会話が耳に入ってきていて、聞くたびに、その黒人さんの声をどっかで聞いた事あるなーなんて思って、顔を上げてみた。
チェックのジャケットにチェックの帽子、笑い方、そして顔。
いや、でもあんな顔はどこにでもおるわなーなんて思っていたが、その時僕の頭に1人の名前が・・・サンコン!!
しかし確認する術もなく、ふつーに乗客がたくさんいる中で聞く勇気もなく、でも気になってチラチラ顔を見るばかり。
そしたら、黒人さんの携帯が鳴って、彼は電話に出た。
「うん、うん、今ロケの帰りなの。うん、12チャンネルだったかな? テレ東。うん、うん高尾行ってたの、うん、はーい、わっはっはっは・・・うん、うん、はーい、じゃあねー。」
サンコンだ-!!
しばらくマジマジと見てしまった。
その隣にいるのはマネージャーか?
そのマネージャーっぽい人はこの辺りの地図を見ていた。
電話を切ったサンコンさんは、その地図を覗き込み、マネージャーっぽい人にこう言った。
「これ(福生)なんて読むか知ってる? ふっさ、ふっさ、ふっさって読むの。ねー。わっはっはっは。」
『日本の人、ギニアの人に日本語教わるの図』
と僕の心の中、森本レオ の声で呟いてみたら思わず吹き出して
しまった。